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(並列的)エア・ギアとスキマスイッチの共通点(奇才)

1 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2008/02/28(木) 23:16:50 ID:OKA+SlgB0
現実な所にベースをおきながらそこから変化を求める。
エアギア 日本が舞台 スキマスイッチ 日常の感性が舞台
エアギア アカデミーでなく堅苦しくない スキマスイッチ 感性そのまま


101 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2008/11/30(日) 00:20:34 ID:AV/B591n0
掴みかけた熱い腕を 振りほどいて君は出て行く
わずかに震える白いガウンに君の 年老いた悲しみを見た
リングに向かう長い廊下で 何故だか急に君は立ち止まり
振り向きざまに俺に拳を見せて 寂しそうに笑った

やがてリングと拍手の渦が 一人の男を飲み込んでいった
(you are king of kings)

立ち上がれ もう一度その足で
立ち上がれ 命の炎を燃やせ


君はついに立ち上がった 血に染まった赤いマットに
わずかに開いた 君の両目に光る涙が何かを語った
獣のように挑戦者は 襲いかかる 若い力で
やがて君は静かに倒れて落ちた 疲れて眠るように

わずかばかりの意識の中で 君は何を考えたのか
(you are king of kings)

立たないで もうそれで十分だ
おお神よ 彼を救いたまえ


ロッカールームのベンチで君は 切れた唇でそっと呟いた
(you are king of kings)


帰れるんだ これでただの男に
帰れるんだ これで帰れるんだ


102 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2008/12/06(土) 12:31:09 ID:AKlzSXY+0
 
グ ロ テ ク   
                    
 夕暮れの秋めく森にこだまして
 死を呼ぶ火筒が鳴りひびく  金の平地が
 青い湖水が。その上の太陽は
 ひとしお陰鬱にころがっていく。夜は
 瀕死の戦士を包み  傷ついた彼らの口の
 あらあらしい訴えを包んでいる。

 とはいえ  柳の谷底に
 怒れる神の住む赤いむら雲がひそやかに寄りつどう
 そそぎこぼされた血が  月の冷たさが。

 路はみな黒い腐敗へみちびいて尽き
 金いろの夜の枝組みと星のもとで
 英雄の霊たちに  血をながすその顔々に会釈しようと
 妹の影は沈黙の林をぬけてよろめいてゆく。
 
 するとひくく  葦間がくれに秋のフルートが響いている。
 おお  さらに誇り高き悲しみを!  もろもろの青銅の祭壇よ
 今日おそるべき苦しみが  精神の熱い焔をはぐくむ
 うまれていない孫たちを。

103 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2008/12/09(火) 23:29:58 ID:KXwCHWDuO
エイシンバーリン

104 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2008/12/11(木) 21:35:08 ID:VGBlmqQt0
猫になれ!

105 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2008/12/12(金) 01:11:28 ID:QKwlCHU90
奴隷は、奴隷の境遇に慣れ過ぎると、驚いた事に
自分の足を繋いでいる鎖の自慢をお互いに始める。
どっちの鎖が光ってて重そうで高価か、などと。

そして鎖に繋がれていない自由人を嘲笑さえする。

だが奴隷達を繋いでいるのは実は同じたった1本の鎖に過ぎない。
そして奴隷はどこまでも奴隷に過ぎない。

過去の奴隷は、自由人が力によって征服され、やむなく奴隷に身を落とした。
彼らは、一部の甘やかされた特権者を除けば、奴隷になっても決してその
精神の自由までをも譲り渡すことはなかった。
その血族の誇り、父祖の文明の偉大さを忘れず、隙あらば逃亡し、あるいは
反乱を起こして、労働に鍛え抜かれた肉体によって、肥え太った主人を
血祭りにあげた。

現代の奴隷は、自ら進んで奴隷の衣服を着、首に屈辱のヒモを巻き付ける。

そして、何より驚くべきことに、現代の奴隷は、自らが奴隷であることに
気付いてすらいない。

それどころか彼らは、奴隷であることの中に自らの
唯一の誇りを見い出しさえしている。
             (リロイ・ジョーンズ 1968年、NYハーレムにて)


106 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2008/12/13(土) 09:01:03 ID:xB8XVdRm0
  Er ging im Dunkel  彼は闇の中を歩いた  

彼は、黒い木立のかさなる影が
彼の夢を冷すやみの中を好んで歩いた

だが、彼の胸の中には、光へ、光へと
こがれる願いが捕えられて悩んでいた。

彼の上に、清い銀の星のこぼれる
晴れた空のあることを、彼は忘れていた。

107 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2008/12/18(木) 18:20:34 ID:VA22jcOx0

  わたしは夜

 わたしは夜。わたしのヴェールは
 白い死よりもはるかにやわい。
 わたしはすべての熱い悲しみを
 わたしの冷たい、黒い船に乗せる。

 わたしの恋人は長い道。
 わたしたちはどこまでも結ばれている。
 わたしは愛しい彼を絹のようにやわい
 わたしの黒髪でおおってあげる。

 わたしの接吻はライラックの香りのよう―
 さすらい人はそれを見に沁みて知っている。
 わたしの腕のなかに沈むさすらい人は
 すべての熱い女を忘れる。

 わたしの手はほっそりとして白く、
 いかなる熱も冷ましてしまう。
 この手に触れられると、どんな額も
 意志とうらはらに小声で笑い出す。

 わたしは夜。わたしのヴェールは
 白い死よりもはるかにやわい
 わたしはすべての熱い悲しみを
 わたしは冷たい、黒い船に乗せる。

108 :ある勇気ある女性に・・・:2008/12/24(水) 23:36:19 ID:XKamJOPK0

   あるひとに   


 やさしい歌声が消えたとて
 調べは思い出の中にふるえ――
 かわいいスミレがしぼんだとて
 香りは呼び覚まされた感覚のうちに生きる

 バラは枯れたとて バラの花びらは
 恋人の寝床に敷かれる
 あなたが去ったとて あなたへの想いに
 愛はやすらかにねむるであろう



109 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2008/12/24(水) 23:37:25 ID:XKamJOPK0

   鷹
    われらが主・キリストに    


私は今朝、朝の寵児、真昼の王国の世嗣が、――
  斑色の夜明けの雲から飛び出した鷹が、
   悠然と天翔けるのを見た。
  穏やかな大気を翼下におさめて水平に翔け、
   かと思うと、
大空高く、震える翼を繰りながら、恍惚として
舞い上がってゆく姿を見たのだ! ついで忽ち輪を描き始めた、
  スケートの踵がゆるやかに曲線を描くように。
   悠々と飛びながら、烈風を
  はねつけていた。隠れて見ていた私の心は、鳥の姿に
感動した、これこそ造化の完璧さ、造化の精華を示すもの!


恐るべき美と力と動きと、否、大空と栄光と翼とが、この
  一点に集まる! しかして、主よ、汝より発する火は、
何億倍も愛すべく、かつ危なし! おお、わが騎士よ!


まさに然り。農夫、鋤を畠に打ち込むにつれ、その鋤輝く。
  愛する主よ、わがこの蒼白き灰燼、消え去ることなく
再び勢いをえ、今、汝とともに、真紅の血を流さんとす!

110 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/01/01(木) 03:06:17 ID:RP2CKBKi0


3 :名無しさん :2008/12/31(水) 18:31 ID:HI6EAsho


  清められし秋
               

 ちからづよく、こうして年は終わる
 金色の葡萄と園の稔りをともなって。
 あたりの森はふかしぎにおし黙り
 孤独な者の伴侶となる。

 そのとき農夫は言う――これでよし。
 おまえら晩鐘はながくしずかに
 ひびき終えてなお、はれやかな気持ちを与え
 飛びゆく鳥の列があいさつをよこす。

 これは愛のおだやかな季節(とき)。
 青い流れを小舟でくだりゆけば
 なんと美しくかたちにかたちが並び
 すべては安らぎと沈黙のうちに沈みゆく。




111 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/01/01(木) 03:09:41 ID:RP2CKBKi0
4 :名無しさん :2009/01/01(木) 00:00 ID:6FP/UYqs
       Dover Beach

今夜の海は実に静かだ。
潮が満ち、月が煌々と海峡を照らしている。
フランスの海岸では、燈火がが明滅しており、イングランドの巨大な断崖は白く輝き、
穏やかな湾内を見下ろし、佇立している。
君も、窓際にきて、この爽やかな夜風に当るといい。
海原が月光の下に白く浮かび上がった陸地と接し、飛沫が延々と続いている、ほら、あの辺りから、
小石の擦れ合うざわめきが聞えてこないかい?
あの音は、波が引くとき運び去り、打ちよせては岸辺の奥へと、運んでくる小石の奏でる音だ、――そうだ、あれは。
ゆるやかに篩えるような音響を響かせながら、大きくなっては静まり、静まっては大きくなり、――永劫にやむことの無い、
悲しみの調べを奏でているのだ。

かつては、信仰が、いや信仰の海が、この海原と同じように、漫々と水を湛え
きらめく帯の襞さながらに、地球の岸辺をくまなく取り囲んでいた。
だが、私が今耳にしているのは、ただ、その海の愁いをおび、陰にこもった長い唸り声に過ぎない、――
それは、夜風の息吹きとまざり合い、この世界の荒涼無残な極限の彼方へ、――裸の小石が
空しく群がっているあたりへと、流れていく声なのだ。

ああ、君、せめてわれわれだけでも、
お互いに忠実であろうではないか!なぜなら
多彩で流麗で溌剌たる夢を孕むもののように、
われわれの眼前に横たわっているこの世界も、
その実は、喜びもなく、愛もなく、光もなく、
確かさもなく、平和もなく、苦痛を癒す力も無い世界なのだ。
われわれは、今、夜陰に乗じて衝突する無知の軍勢が上げる、
闘争と壊走の阿鼻叫喚の声に呑まれ、なすすべもなく、
暮れなずむ荒野に佇んでいるのだ・・・。


112 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/01/03(土) 00:12:21 ID:y8/TeOrn0
主人公がアフロではない

113 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/01/10(土) 12:18:33 ID:keKWVejP0

   省察            


ああ、人は何を願うべきなのか
じっとしていた方がよいか。
しっかり自分を守っていた方がよいか。
それとも活動する方がよいか。
ささやかながら自分の家を建てるべきか。
それともテントの下に住むべきか。
岩をたのみとすべきか
かたい岩でさえゆらぐものを。

一つのことがだれにでもあてはまりはしない。
めいめい自分のすることに注意せよ。
めいめい自分のいるところに注意せよ。
立っている者は倒れないように注意せよ。

114 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/01/16(金) 19:44:08 ID:BonIQkul0
でつ

115 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/01/17(土) 10:39:27 ID:BjjH5Tgc0

  喜びの歌

 氷がどっしりと、白くよこたわり、
 あらゆる動きを妨げている。
 川は身じろぎもせず、とても静かだ。
 けれども、荒々しく、燃えたぎるように泡立とうとしている。
 波はざわめくこともできず、
 冬の歌に耳を澄ますこともできず、
 深い悲嘆に身をよじらせて、
 重く、陰うつな冬のまどろみのなかにある。

 灰色の空には太陽がけだるくかかり
 白く、また疲れて雪がよこたわる。
 すべてが死に、疲れ、そして香りなく、
 雪におおわれた木は悲しみのうちに泣く。
 川は氷をいとい、鎖を引きちぎろうと
 やけになり、猛り立ち、かっかっともがき、
 狂ったように青の中に泡立ち、溢れようとする。
 火のように燃えあがり、いまだ死ぬことができない。

 ある日のこと、かっこうが鳴き、
 太陽が突然、ぱあっと輝く。
 雪は山また山と消えていき、
 川はばりばりと最後の音をたて、
 重く、白い氷の屋根を破って、
 その上を迸り、まだ緑の萌えない
 薔薇の生け垣を嬉々として眺め、
 泡立ち、轟々と流れ、白い氷塊を嘲笑う。

 笑い、そして笑い、自分を抑えようともせず、
 りんりんと流れ、はしゃぎまわる。
 太陽はうららかに照り、
 すべての地の襞に春の花が芽を吹き出し、
 若い生け垣はすでにほのかに葉をまとう。
 川は岸を押し流し、大地を洗い、
 もう二度と会えないと思っていた、
 昔なじみの白い獣の群れにうれしそうにあいさつを送っている。 
 

116 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/01/24(土) 11:52:45 ID:jHqK15rR0
  Der Trinker  


幾夜も、ひたいをあつい手に埋めて、
私は眠りもやらずに書物に向かってすわりすごした
求めるものを私は見出さなかった。
見出したものは、それから幾年も忘れていた。

幾夜も口びるをあつく燃えあがらして、
私はそれから美しい女たちの遊び仲間になった。
そして恋のなぞを知った、
燃えさかる歓楽と戦慄を同様に豊かに味わって。

幾夜も、物思いにふけって
私はいまだ一人座り、自分が、
陶酔とブドウ酒の混乱した夜に沈むのを感じる。
そのあかりが幽霊のように私をさし招く。

私の久しいあいだ追い求めた知恵や
ことばや歌が心の中で熟するのを感じる。
私はそれをそっと無言のまま
青い黄昏の中にさまよい出させる。

117 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/01/31(土) 12:13:45 ID:kia5IpCW0
      あらしの後の花      

兄弟のように、みんな同じ方を向いて
かがんだ、滴の垂れる花が風の中に立っている。
まだおどおどとおびえ、風にめしいて。
弱い花はいくつも折れて、見る影もない

花はまだ麻痺したまま、ためらいつつおもむろに
頭をなつかしい光の中にまた上げる。
私たちはまだ生きている、敵に飲み込まれはしなかったと、
兄弟のように、最初の微笑を試みながら。

そのながめで私は思い出す。自分も気も遠く
ぼんやりとした生の衝動に駆られ、やみと不幸とから
感謝しつついとおしむやさしい光に
立ち帰った時のかずかずを。

118 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/02/06(金) 07:46:17 ID:t7VhenLO0


119 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/02/07(土) 12:36:57 ID:glhCnHIq0
     私は世を愛さなかった   

私は世を愛さなかった、世もまた私を―
彼らの臭い息の前に諂ったこともなく
彼らの偶像の前に、恭々しく膝を屈したこともなく
心にない笑いを頬に浮かべもしなかった
うつろな木霊を崇めて、高らかに叫んだ事もなく
人群れの中にありながら、その仲間とは扱われなかった。
彼らと交わりながら、ただひとり立ち
屍衣のように、人と異なる思想を身にまとった
今もなお、というべくは、あまりに心屈して汚れたのだが――。


私は世を愛さなかった、世もまた私を――
所詮、敵ならばいさぎよく袂を別とう
だが私は信じたい、彼らには裏切られたが
真実ある言葉、欺きえぬ希望があり
めぐみ深く、過ちの穴をつくらぬ美徳があると
また人の悲しみを心から悲しむものもおり
1人か2人かは、見かけと変らぬものもあり
善とは名ばかりでなく、幸福とは夢ではない、と

120 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/02/13(金) 19:22:35 ID:OV2CWsGi0
   いまはさまようのをやめよう  


 いたくも更けたこの夜に
 さまよい出るのをやめよう
 こころはまだも愛に燃えたち
 月光は明るく照らすとも。

 剣は、鞘がやぶれた後まで残り
 魂も、胸が張り裂けた後まで、と人はいう
 しかし胸には、憩いの息をあたえねばならぬ
 恋にも、やすらかな静まりを。

 夜は、恋をするためにつくられ
 そしてたちまち昼はかえってくるが
 しかし、われらは、さまようのをやめよう
 月光にいざなわれてさまようのを。

121 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/02/20(金) 20:32:38 ID:yG9x8YFZ0

   家に帰る     


 長い旅からもどって来、
 冷たい部屋に、待ちうけている郵便を見つける。
 腰をおろして、重苦しい気持ちで手紙を開き、
 息苦しい寒気の中に白い息を吐く。


 ああ、君たちははなんと色々な手紙をくれることだろう。
 見知らぬ人や、私と同じ巡礼や求道者は!?
 ――ものみなのかげに夜と秘密が眠っていなかったら、
 生活はどんなにか荒涼とすさまじいことだろう!


 君たちの手紙を私は黒い暖炉積み上げる。
 君たちのたずねることに対し、私は答えを知らない――
 ぎらぎらと燃え上がる焔で私と共に暖まれ、
 あすはまたあすの日の明けるのを私と共に喜べ!


 世界は冷たく、私たちのまわりに敵意ある壁をめぐらしている。
 私たちの心だけは太陽で、楽しむ事が出来る――
 おお、世界の数々の幻よりも生きながらえる
 内気な火花が、私たちの胸の中でなんとふるえることよ!  


122 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/02/28(土) 02:23:43 ID:YpxDrldj0

     わたしは雨


 わたしは雨、そしてわたしは
 裸足であちこちの土地を歩き回る。
 わたしの髪の中で風が戯れる――
 ほっそりした、褐色の手で。

 蜘蛛の糸からつくられた、わたしの薄い服
 それは灰色の悲しみよりも灰色。
 わたしはひとりぼっち。ただ、ときおり
 病んだ鹿と戯れる。

 わたしは手に紐を持っている。
 紐のうえにならべられているのは
 少女の蒼白な口がながした
 すべての涙

 わたしはそれらの涙をすべて、夜更けに
 きゃしゃな少女たちから奪い取った。
 彼女らが長い道の途上で、憧れと手をたずさえながら
 不安に怯え、眠れないでいるときに。

 わたしは雨、そしてわたしは
 裸足であちこちの土地を歩き回る
 わたしの髪の中で風が戯れる――
 ほっそりした、褐色の手で。

123 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/03/04(水) 20:34:01 ID:OLY8LgLN0
test

124 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/03/07(土) 01:02:05 ID:3V+ceJhq0

    色 彩      
          


 雪白の雪の上はとても青く

 緑の樅の木々はとても黒く

 静かに駆けていく鹿が

 どうしても断ち切れない悲しみのように

 灰色にみえる



 雪の調べに足音がぎしぎしとまじる

 風が白いヴェールをかぶった木々に

 雪片を吹きもどす

 ベンチが夢のようにたたずんでいる



 光たちが落ち 影とたわむれる――

 果てしのない輪舞

 遠くの灯火が雪明りから借りた

 くすんだ光をまたたいている


125 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/03/08(日) 00:12:50 ID:bGaVZ8b30

Stanzas for Music   


「美」の娘らの中にあっても
おまえのように奇しき力を持つものは無いであろう
そのうるわしい声は私の耳に
さながらに海波に流れる音楽であり
その時、音に魅せられた大洋は鳴りをひそめ
浪はしずまりきらめきわたり
風は凪ぎ、夢みながらまどろむ。


真夜中の月かげは
きらびやかな鎖を海の上に織りなし
その海の胸ははやさしく波だち
おさな児の眠りのようである
天地の精はきておまえの前にひざまずき
あなたの声に耳をかたむけ、おまえをを讃える
夏の日の海のうねりのように
おだやかに、しかしあふれてくる想いをもって。

126 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/03/15(日) 00:25:12 ID:z42m1od30
テスト

127 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/03/19(木) 17:43:14 ID:tSoLHIjS0
    Youth .

 青春とは人生のある期間を言うのではなく、心の様相を言うのだ
 優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦をも却ける勇猛心、
 安易を振り捨てる冒険心、こう言う様相を青春と言うのだ

   年を重ねただけで人は老いない 理想を失うときに初めて老いが来る
歳月は皮膚のしわを増すが、情熱を失う時に精神はしぼむ
   苦悶や狐疑や、不安、恐怖、失望、こう言うものこそ恰も長年月の如く
人を老いさせ、精気ある魂をも芥に帰せしめてしまう

   年は七十であろうと十六であろうと、その胸中に抱き得るものは何か
曰く、驚異への愛慕心、空にきらめく星晨、その輝きにも似たる事物や
思想に対する欽仰、事に処する剛毅な挑戦、小児の如く求めて止まぬ探求心

人生への歓喜と興味
人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる
人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる
希望ある限り若く  失望と共に老い朽ちる

   大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大、そして偉力の霊感を受ける
限り、人の若さは失われない これらの霊感が絶え、

悲嘆の白雪が 人の心の奥までも蔽いつくし、

皮肉の厚氷がこれを堅くとざすに至れば、

この時にこそ人は全く老いて、神の憐れみを乞うる他はなくなる


128 :クラークへ:2009/03/19(木) 17:46:39 ID:tSoLHIjS0

年老いたものに新時代の価値を予言して

彼らを打ち滅ぼさん

ひとつの時代とは死にゆく夢の謂なれば

生まれいずる夢の謂なれば




129 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/03/26(木) 14:42:46 ID:fX6fxR2y0

    春 

 
 太陽。溶け始めた、僅かに残る雪。
 すべての屋根から滴る水。
 こつこつとひびく靴の踵。
 濡れてきらきら光る道。
 高い柵のうしろにある、
 なかば追いたてられた鹿のような草・・・・・・


 空。降り下る、緩やかな、暖かい雨。
 わけもなく吠えたてる犬。
 ふわふわと風になびくコート
 笑い声のような、薄い服。
 子どもの手のなかに、少し湿った雪。
 目のなかに、最初のクローバへの憧れ・・・・・・


 春。木々は今ようやくすべての葉を落とし、
 どの潅木も新しい幸福の使者として、
 やさしく鳴りひびいているよう。
 そして、明日は燕も戻ってくる。

130 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/03/27(金) 01:14:22 ID:t9uGEQf80
糞スレ晒し上げ

131 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/03/27(金) 01:41:25 ID:N4XaXXvY0
板違いだがこれらの詩を列挙したスレを糞とは言い難い
然るべき場で書いてくれたらちゃんと読む人もいたものを
ゲーテも草葉の陰で泣いている

132 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/03/29(日) 23:55:53 ID:zNvQ8AFW0
見えない明日をつかむためには
自己をふりかえなければならない
見えない明日をつかむためには
時として涙をながす決意がないといけない
見えない明日をつかむためには
自分以上の友人をもたないといけない
見えない明日をつかむためには
自己の能力を日々研鑽しなければならない
見えない明日をつかむためには
自己に内在する怠惰と恐怖の感情をできるだけとじこめないといけない
見えない明日をつかむためには
豚からの脱却をはたさないといけない
そして見えない明日をつかんだ後は
その勝利の酔いからはやくさまないといけない
そして見えない明日をつかんだ後は
豚どもを一人でも救出しないといけない


133 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/04/03(金) 23:49:37 ID:LwUJEmxD0

みんなが寝静まった真夜中に、もし君がふっと思い出に耽り、
  かつて君を愛し君に愛された僕というが男が死んで、
墓場の下にいることに、――愚かな連中言わせれば――
死の虜囚となっていることに、思いをはせるとしたら、
  僕を哀れと思うか?


あんなに愛し愛された友人同士だったのに、誤解も甚だしい!
  僕が地上に生きていた時、怠け者や泣き虫や
女々しい奴とはおよそ無縁だったはずだ。志も力も望みも
ない奴のように僕が愚痴を零したことが一度でもあったか?
  僕という人間を、――何だと思っているんだ?


僕は、敵に背を向けることなく胸をはって邁進、暗雲に
  閉ざされても晴れることを疑わず、正義が敗れても悪が
勝つとは夢想だにせず、斃れるのは再起するため、敗れるのは
よりよき戦いを戦うため、眠るのは目覚めるため、と
  固く信じていた男だ。


哀れむのは真っ平だ! みんなが働いている昼間に、もし、
  死んだ僕のことを思い出したら、心の中で激励してくれ!
胸と背それぞれの方向に向けて前進しろ、と言い、さらに、
叫んでくれ、「戦え、勝つんだ!成功を祈る!奮戦し、
前進せよ、この世と同じくあの世でも!」と

134 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/04/05(日) 11:58:24 ID:mANbrVNs0

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「……もちろん、国民は戦争を望みませんよ。
運がよくてもせいぜい無傷で帰ってくるぐらいしかない戦争に、
貧しい農民が命を賭けようなんて思うはずがありません。
一般国民は戦争を望みません。ソ連でも、イギリスでも、アメリカでも、
そしてその点ではドイツでも同じことです。

政策を決めるのはその国の指導者です。

……そして国民はつねに指導者のいいなりになるように仕向けられます。

国民にむかって、われわれは攻撃されかかっているのだと煽り、平和主義者に対しては、

愛国心が欠けていると非難すればよいのです。そして国を更なる危険にさらす。

このやりかたはどんな国でも有効ですよ。」
byヘルマン・ゲーリング


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135 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/04/10(金) 20:26:46 ID:/RXKWJ4u0
 
       Fruhling 

 若い雲が静かに青空を走って行く。
 子どもたちは歌い、花は草の中で笑う。
 どちらを見ても、私の疲れた目は、
 本で読んだことを忘れたいと願う。

 ほんとに、本で読んだむずかしいことは
 みんな溶け去って、冬の悪夢に過ぎなかった。
 私の目はさわやかに癒されて、
 新しいわきいでる造化を見つめる。

 だが、凡そ美しいもののはかなさについて
 私自身の心の中に書き記されているものは
 春から春へながらえて
 どんな風にも吹き消されはしない 
 

136 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/04/17(金) 16:15:20 ID:beeIEOvg0
tesuto

137 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/04/18(土) 12:04:05 ID:kacCjgWc0

  `Say Not the struggle nought availeth‘

 
 悪戦苦闘しても無駄だ、
   骨折り損だし、怪我をするだけだ、
 敵は一向に怯まないし、逃げる気配もない、
   結局元の木阿弥だ、などと言ってはならない。

 希望を抱いて馬鹿を見るなら、心配が杞憂に終わることもある。
   もしかしたら、ここから見えない戦場の一隅で、
 まさに今、君の戦友が逃げる敵を追っているかもしれない、
   君さえいなければ、勝利は味方のものかもしれないのだ。

 疲れきった様子で浜辺に打ち寄せている波も、
   いくら苦労しても一歩も前進してはいないように見える。
 それでも、ずっと彼方の湾や入江では、じわじわと、
   そして黙々と、大きな潮がみちかけているのだ。

 夜明けの時にしても、東側の窓からだけ、
   光が射してくるのではない。
 東の空に太陽が昇るのが、どんなに遅々としていても、
   西の方を見るがいい、天地はもう明るくなっているのだ。   

138 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/05/02(土) 12:23:08 ID:c0VrGC1K0
           
      五月に
              
 
 ああ、教会の鐘が鳴っている……
   この緑の大地のこの鮮やかさ、美しさはどうだ!
 鶫の群れが鳴いている……
   この大気を吸っただけで、万物は恍惚となっている!

 ああ、教会の鐘が鳴っている……
   あそこの小川が夢を見ている
 鶫の群れが鳴いている……
   緑の焔が見渡す限り燃えている!

 ああ、教会の鐘が鳴っている……
   聞くがいい、全世界が神を讃え、神に祈っている!
 鶫の群れが鳴いている……
   安息日の平和に大気が酔っている!   

139 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/05/07(木) 23:20:58 ID:F+o6gNJR0
しびれるし、あこがれるゥ!!

140 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/05/08(金) 10:07:25 ID:vjBfpS2O0
22:00
  ∧_∧
  ( ・ω・)  明日は6:30起きなんよ
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
  \/     /
23:45
  ∧_∧
  ( ・ω・)  そろそろ寝るべきなんよ
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_                    
  \/     /
2:15
  ∧_∧   ネットに熱中しすぎてしまったんよ
  (.;・ω・)   これはヤバイんよ もう寝たら起きられない予感なんよ
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
  \/     /

4:00
  <⌒/ヽ-、___
/<_/____/

10:00
           ∧_∧
          (・ω・ )  ナゼコンナコトニ…
       r'⌒と、j ミ ヽ
      ノ ,.ィ'  `ヽ. /
     /        i!./
      (_,.         //
     く.,_`^''ー-、_,,..ノ/



141 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/05/10(日) 00:47:04 ID:XflpbsCm0

    Acquainted with the Night   夜に馴染んで


  わたしは夜に馴染んだ人間だ。

  雨のなかを出歩いて――また雨のなかを戻ってきたこともある。
  いちばん遠い街の灯の、もっと先へも歩いていった。

 
  見るも哀れな路地のなかをのぞき込みもした。  
  巡回中の夜警とすれ違い、
  言い訳をするのがいやで、目を伏せたこともある。


  じっと立ち止まって足音を消し、
  家並みごしに、向こうの通りでふっととぎれた
  叫び声に耳をすましもしたが、それはわたしを


  呼び戻すためでも、さよならを言うためでもなかった。

  そして、もっと向こうのこの世ならぬ高みには、
  煌々たる天体の時計がひとつ、空を背景に、


  いまがまずい時でも、いい時分でもないと告げていた。
 
  わたしは夜に馴染んだ人間だ。

142 :月齢:2009/05/11(月) 22:32:21 ID:pZimH/J70
二人の囚人が鉄格子から外を眺めた。
一人は泥を見た。一人は星を見た。


143 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/05/17(日) 04:49:32 ID:QoV19KWA0
ねぇねぇ 今どんな気持ち?        |  |
           ┼╂┼       \|\|  |/|/        ┼╂┼
        ∩_ ┃_∩   |~\     |  |   /~/|     ∩_ ┃_∩
    ♪   | ノ ⌒  ⌒ヽハッ ヾヾヽ、_|_|_/ // ハッ   / ⌒  ⌒ 丶| ♪
        /  (●)  (●)  ハッ \/     \/  ハッ (●)  (●) 丶
       |     ( _●_) ミ    :/       :::::i:.   ミ (_●_ )    |   ねぇ今どんな気持ち?
 ___ 彡     |∪| ミ    :i        ─::!,,    ミ、 |∪|    、彡____ ねぇねぇったらー
 ヽ___       ヽノ、`\     ヽ.....:::::::::    :::::ヽ   / ヽノ     ___/
       /       /ヽ <   r " ̄ ̄ ヽ.r ミ_●   〉 /\    丶
      /      /    ̄   :|::|    ::::| :::i ゚。     ̄♪   \    丶
     /     /    ♪    :|::|    ::::| :::|:            \   丶
     (_ ⌒丶...        :` |    ::::| :::|_:           /⌒_)
      | /ヽ }.          :.,'    ::(  :::}            } ヘ /
        し  )).         ::i      `.-‐"             J´((
          ソ  トントン                             ソ  トントン
アナロ熊のうたにアニメつけてみた
http://www.youtube.com/watch?v=bUMtQCPbTuc
アナログマとは
http://analoguma.com/
地デジカ
http://chidejika.jp/

144 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/05/17(日) 09:09:20 ID:41bP54oK0
むむ

145 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/05/19(火) 06:32:19 ID:V4LIVNTO0
        少年の五月の歌
                  

 おとめらは
 美しい花ぞのの中で遊ぶことができる。
 金色の柵がまわりにある。
 男の子らは
 うらやましそうに柵のふちに立ってぬすみ見し、
 あの中にはいれたら、と考える。

 この美しい花ぞのの中は
 清く明るい光に溢れ、
 そこにいる人はみなたのしげだ。
 ぼくたち、男の子らは待たなければならない。
 大きくなり、若い紳士になるまで、
 中にはいることはできない

146 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/05/23(土) 09:06:18 ID:aPzCelw/0
     
       ヴァイオリンひき
                 

 野をわたるどんなざわめきも
 私はきき耳をたてて、あとを追う、
 あこがれたずねながら、一心不乱に、
 そのたぐいない音に親しむまで。

 それから私の指はその基調の絃の上に
 探りを求め、傷つくほど苦心する。
 たそがれの音にならってかなで、
 たぐいない微妙な調べを会得するまで。

 私の胸の中の悲しみの一つとして、
 私の夢の中の郷愁のまとの一つとして、
 明るみに出て、私の弾奏の
 飾りやあやにならないものはなかった。

 ため息も、口づけも、愛の言葉も
 友だちが友だちに言うことも、
 私は否応なしに私の気持ちに従わせ、
 奏でながらふさわしい役をさせる。

 私はほほえみながら弓をあちこちに動かし、
 私の血のにじむ命をかなでる。
 そしてだれも現わさなかったものを現わす――


147 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/05/30(土) 12:41:47 ID:cRRkwoSH0
  栄光の空しさ   

血筋や地位のもたらす栄光などは、
  単なる影に過ぎず、実体などというものではない。
堂々たる鎧で身を守っていても、運命には逆らえないのだ。
  王様だって氷のような手をもった死神に見舞われる。
  王笏や王冠を誇った者も、
  必ず真っ逆様に転落し、
土の中に入ってしまえば、曲がった鎌や鋤を使って
野原で働いていた農民と同じ身分になってしまうのだ。


野原ならぬ戦場で武勲をたて、敵を殺した記念に
  その場所にわざわざ月桂樹を植える者もいる。
だが、その武勇を誇った強靭な肉体もやがては亡びる。
  啀み合うのもいつも仲間同士のことで、
   遅かれ早かれ、
   彼らは運命の前に平身低頭し、
わけの分からぬうわ言を呟きながら息を引きとる、――
蒼白な囚人然として死の世界へ引きずりこまれるというわけだ。


私は言いたい、――君たちの額を飾っている花輪も、
  必ず凋む。だから、自分の偉業を誇るのはやめるがいい。
そして、死神の赤い祭壇をよく見ることだ、
  そこには勝者即敗者の血が流れている。
   いずれ栄光を誇った君たちの頭も、
   冷たい墓場の下に入ってしまうのだ。
だが、正しく生きた人間の営みだけが、
土の中でもフクイクと薫り、爛漫と咲き誇るのだ。

148 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/06/06(土) 02:00:39 ID:U0OY9phc0

型にはめられたルール通りに 生きてゆくことはことは易しいけど
何もないゼロのところで ルールを作るのは難しいことさ
だけど 古いロープに縛られちゃいけない
僕たちは自由なんだ

夢を忘れた子供たちと人は言う
全て忘れた大人たちと僕は言う
夢を忘れた子供たちと人は言う
ああ 時代が泣いてる

誰かに敷かれたレールの上を 歩いてゆくことは楽だけれど
道もない荒れた原野に レールを作るのは苦しいことさ
だけど 遠い向こうも知らなくちゃいけない
僕たちはこれからなんだ

夢を忘れた子供たちと人は言う
全て忘れた大人たちと僕は言う
夢を忘れた子供たちと人は言う
ああ 時代が泣いてる


149 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/06/13(土) 11:41:36 ID:td0flb7X0
   

     午後     

 
 世を離れたヴェールのように優雅な枝が
 すらりとした白樺の幹からしなやかに伸び、
 祝祭の時のような静寂が、
 小鳥のさえずりに青空が過剰に注ぐことがないように
 青空をせきとめようとしてるかのよう。
 褐色の濡れた道。そしてあふれ咲く木は
 大地をあらたに切り開こうとしているようだ。

 緑の草はまだほとんど萌えず、
 樅の木の緑はすっかりあらたまり、
 ほっそりした、黄色い蝶が思い切って
 日の光に酔ったベンチにとまる。

 追われた緑の蝿はつぶやく――
 「太陽は自分だけのためにあるのではないのか?」
 リンボクの先端だけが小声でささやく――「ちがう!」

150 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/06/20(土) 09:28:07 ID:EW0cRIGx0

    ズライカ (東風の歌)

 風のこのそよぎは何を意味するのでしょうか。
 東風はうれしい便りを持ってくるのでしょうか。
 風の翼のさわやかな動きは
 心の深い傷をひやしてくれます。

 風は愛撫するように道のほこりをもてあそび
 かりたてて、軽いちぎれ雲にします。
 戯れる小さい虫の群れを
 安らかなブドウの葉のかげに吹き寄せます。

 東風は、照りつける夕日をやさしくやわらげ
 私の熱いほほをひやしてくれ
 畑や丘に照りはえるブドウに
 吹き過ぎながら口づけします。

 そのかすかなささやきは私に
 あの方のねんごろなことばを伝えます。
 丘がまだ暗くならないうちに
 千たびもの口づけが私をよみがえらせるでしょう

 では、風よ、吹いて行くがよい!
 友だちや悲しんでいる人を慰めておあげ
 高い城壁が夕日に赤く輝いてあすこで
 私はまもなく、いとしい人に会えるのです。

 ああ、ほんとの心の便りを
 愛の息吹を、よみがえった命を
 あの方の口づけだけが、あの方の息吹だけが
 私に与えて下さるのです。

151 :1年たったか・・・:2009/06/25(木) 08:18:44 ID:wxGgG/Fp0

けれども
いまごろ ちゃうど
おまえの年ごろで
おまえの素質と
力をもってゐるものは
町と村との一万人の中に
おそらく5人はあるだろう
それらのひとのどの人も
またどのひとも
五年のあひだに
それを大抵無くすのだ
生活のために
けずられたり
自分でそれを
なくすのだ

すべての才や
力や材といふものは
ひとにとどまるものではない
ひとさへひとにとどまらぬ
おまへのいまのちからがにぶり
きれいな音の正しい調子と
その明るさを失って
ふたたび回復できないならば
おれはおまへを
もう見ない

なぜならおれは
すこしぐらゐの仕事ができて
そいつに腰かけてるやうな

そんな多数をいちばん
いやにおもふのだ

みんなが町で暮したり
1日あそんでゐるときに

おまへはひとりで
あの石原の草を刈る

そのさびしさで
おまへは
音をつくるのだ

多くの侮辱や
窮乏の
それらを噛んで
歌ふのだ

ちからのかぎり
 そらいっぱいの
    光でできた
  パイプオルガンを弾くがいい。



152 :6月25日:2009/07/04(土) 00:31:29 ID:zDPl3/0p0
Stanzas for Music  音楽に寄せて   

「美」の娘らの中にあっても
おまえのように奇しき力を持つものは無いであろう
そのうるわしい声は私の耳に
さながらに海波に流れる音楽であり
その時、音に魅せられた大洋は鳴りをひそめ
浪はしずまりきらめきわたり
風は凪ぎ、夢みながらまどろむ。

真夜中の月かげは
きらびやかな鎖を海の上に織りなし
その海の胸はやさしく波だち
おさな児の眠りのようである
天地の精はきておまえの前にひざまずき
あなたの声に耳をかたむけ、おまえを讃える
夏の日の海のうねりのように
おだやかに、しかしあふれてくる想いをもって。




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取りに行ったけどなかった。次は一時間後に取りに行くです。
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